1.09.2009

I AM A HIPHOPPER


Janisがお正月で全額金券バックやってたので一昨日20枚借りてきた。
スライとかシュガーヒルギャング、それにパーラメント、ファンカデリックなんてファンクなクラシックを多めに。
少しも古臭くなくて現在進行形のナウい音楽なんだよね。
ディスコとかファンクとか創成期ヒップホップが脈々と息づいていて今もエレクトロというムーブメントの中で作り手にインスピレーションを与えてる。



もうこのエレクトロって名前ホント紛らわしいからやめた方がいいと思うんだよね。自分で使っといてなんですが。
ニューレイブなんて軽薄な呼び方は大嫌いだからしない代わりに便利な総称として一括りにエレクトロなんて呼んじゃう。

ニュー・ディスコっていう言葉はありますよね。ディスコ・ダブってありますよね。なんだかよくわからないですこのあたり。
まあなんだっていいんですけどね。絶対違うスタイルなんだけど確実に同じ輪の周りにいて同じような中心を見てるっていう、それが共通の土台にあるからエレクトロでいいんですよね。
ってことで結局僕はこれからもエレクトロ呼ばわりしていくに違いない!

そもそも昔のエレクトロからして位置づけがよくわからない。
バンバータはジェームス・ブラウンと組んでUnityなんてド・ファンクなアルバムも出してたりする。
バンバータがやってたエレクトロってヒップホップ史の一ページのはずなのに、あまりヒップホップ史が語られる時に大きく取り上げられない。

ハービー・ハンコックがエレクトロやってたりと、当時確実に一つのムーブメントで、そのあたりのものと今のものって繋がっていて。


Kurtis Blow - Breaks - Live in Munich (04-2006)


カーティス・ブロウは79年に登場したらしい。サタデーナイトフィーバーが77年だから、まあそういうディスコ期ですわな。
その後80年代にはあの80sのスタイルに移行というか、あれはディスコがそのまま表現方法を変えて突き進んでいった代物だと思うんだけど(実際ディスコミュージックって括りで80sまで紹介されるでしょ)、あのキラキラスタイルの時代になっていく。
ヒップホップでもその辺りの動きと近い音を出していた人たちがいて、それがカーティスであり、シュガーヒルギャングであり、ってことだと思うんだよね。
今はヒップホップとエレクトロが接近してきて、それでカニエがディスコなスタイルでblog houseなアルバムをリリースしたところ。
元々過去に似たような位置で存在した音楽たちがまた一つに収束しているってことなんだろうな。

カーティスのベストアルバムのライナーノーツにすごく興味深い文章があったから転載します。
『カーティスの言葉によればラップにも二つのマーケットがあり、一つは「ストリート・ラップ」であり、もう一つは彼のいうもう少し幅広い音楽性をもつ「メインストリーム」物。カーティスはこういう。「ラッセル・シモンズは、ラップをストリート的なものとしてプロモートしようとしているけれど、そうじゃないんだ。つまり二つの違うマーケットがあるということなんだ。ストリートのヒップホッパー達は、ディスコから出てきた。これをグランドマスター・フラッシュに言った。すると、彼は『カーティス、お前はディスコだ。お前はストリートじゃない』と言う。みんなは、ストリートの方ばかりに行こうとする。だが、オレはもっと違う方向に行きたい。オレにもストリート・ラップはできるが、オレはもっと違うことがやりたいんだ」』
(January 09, 1991 : Masaharu Yoshioka)

すごい示唆に富んだ発言だと思う。
今はカーティスの言うストリート物がメインストリートになっているんだけど、僕らエレクトロシーンでファンキーなディスコビートの曲がやっているのはカーティスの言うところのメインストリーム物の進化形なんじゃなかろうか。
てなわけですごいヒップホップの文脈と絡みあっていくんですよね。

ヒップホップには因縁を感じる。
ガキの頃にマイケルを見せられてポゥ!なんてやってたから当然なのかな。
マイケルってこういうディスコとかファンクとかヒップホップとかロックとか全てのブラックミュージックのど真ん中を行く"王道"なわけですもんね。

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